沢村栄治投手
この前、Eテレで沢村投手のお話を紹介していました。
どのような方か、簡単に説明すると、プロ野球に沢村賞といって1年間で最も優れた投手に贈る賞があります。その名前の由来の方です。
とにかく素晴らしい投手で、当時(昭和9年?)初めて日米野球が開催されることになり、高校生で唯一選ばれた方です。
しかも、当時の大リーガー(ベーブルース率いるです)相手に、0-1と惜敗。その試合は沢村投手が完投しております。
この盛り上がりの後、プロ野球が設立されて発展していきます。
その沢村投手は甲子園では1回戦負けをきっします。
内野手のエラーによる追加点が決勝点になったようです。
これ程の投手です。
「あのエラーさえなければ・・・優勝だって・・・」と思うのも当然です。
どう考えていたか、わかりませんが、私はそのVTRを見ながらふと思いました。
インタビューされたらどう答えるだろうかと・・
「野球は1人ではできないスポーツですから。1人の活躍で勝てるものでもない。もし、一人の力で勝ちたいのなら、野球を選んではいません。野球というスポーツを選んだという事は、そういう事を覚悟する必要があると思うんです。そして、何より野球を選んだのは「私」ですから。」
エラーのせいで、負けた。
と不満をこぼすようなら、一人で勝てるものを選べばいいと思うんです。
最初に選んだ自分の「責任」を再認識する必要があると思います。
おそらく、今の日本ではなんとなく少年野球をやっていて、そのまま続けている人も多いかもしれません。でも、そこで改めて、「自分が選んだんだ」という認識はとても大事なような気がします。「人生を自分が作っている」という自己効力感にも繋がります。つまり、自分が世の中に対して力を持っている。影響力があるという自分を信じる力みたいなものです。(心理学用語です)
他人の行動や言葉によって、自分の価値や人生が決まるようでは、少し寂しいですね。
やっぱり、良い時も悪い時も自分が選択したということが「自分の軸」みたいなものを創り出すと思うんです。
野球の話に戻りますが、以前、ヤンキースの田中選手が、味方のエラーに対して、
「助けられている時もありますから」
というようなことをおっしゃっていました。
チームであること。人は個ではなく、地上で(グループソウルから)個となり、他者とのかかわりの中で、様々な経験をしていきます。
昔、戦国時代の漫画にこんな話がありました。
とても長い箸があります。自分の口に持っていくには長すぎて困難です。
みんなが四苦八苦している時、あるお侍さんが怪我をしている仲間にその箸で、
食べ物を食べさせてあげました。相手はスムーズに食します。
それを見ていた、もう一人が対面の侍に食べ物を与えます。そして、与えられます。
もう一つ、沢村さんのVTRを見ながら思ったことがありました。
けど、忘れました
忘れたってことは私が考えて思ったことではないかもしれませんね。
先
もう一つのことを思い出したらまた、次回にでも書こうと思います。